【本】「直感と論理をつなぐ思考法」を読んでみた!

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こんにちはgrandstreamです。

今回は書籍「直感と論理をつなぐ思考法(佐宗邦威 著)」について簡単にまとめてみたいと思います。

「仕事はうまくいっているけれど、なんかもやもやする」

「最近、『本当にやりたいこと』がわからなくなってきた」

そういった方におすすめできるのではないかと思います。

直感と論理をつなぐ「ビジョン思考」とは?

本書のテーマである「ビジョン思考」とは自らの「これがやりたい!」という直感・妄想を具現化する考え方のことです。

「2035年までに人類を火星に移住可能にする」(イーロン・マスク/スペースX)

「もしすべてのウェブサイトをダウンロードできて、そのリンク先を記録しておけたら、どうなるだろう?」(ラリー・ペイジ/グーグル創業者)

「質の高い教育を、無償で世界に提供するには?」(サルマン・カーン/カーンアカデミー創業者)

世界をリードする方々は皆、妄想からスタートしていますね。

本書では、妄想・直感を如何にして戦略に落とし込むかという思考法、すなわち「ビジョン思考」がテーマとなっています。

これまでの思考法とどう違うのか、に注目です。

具体的な方法論については本書を手にとって頂くとして、ここでは概念的な話にとどめておきたいと思います。

4つの思考タイプ

さて、本書では「ビジョン思考」に対する理解を深めるため、その他の思考法についても述べています。

  • カイゼン思考
  • 戦略思考
  • デザイン思考

これらの思考法についてまとめてみたいと思います。

カイゼン思考

いわゆるPDCA(計画→実行→評価→改善)と言い換えても良いかもしれませんね。

この思考が発揮される場面は、受験勉強であれば偏差値や大学のランク、ビジネスであれば市場シェアや顧客獲得数、上司からの人事評価など、「誰かが規定したゴール」を達成していく場面です。

これは我々にとって一番なじみ深いんじゃないでしょうか?

受験勉強で言えば目標のスコアを達成するために、問題集を何度も解いてカイゼンを繰り返します。

何度も繰り返すことでその世界のルールがだんだんわかってきて、パフォーマンスが上がります。

戦略思考

ここでは、カイゼン思考が発揮される領域に存在する「明確なルール」をぶち壊し、抜け駆けするための思考法と考えればいいでしょうかね。

本書では「自分たちが勝てる目標を設定し、資源を集中配分すること」を本質と考えています。

モレなく、ダブりなく、網羅的に課題分析することで、自分たちの勝てそうな領域に集中的に資本投下することで、ライバルを出し抜くわけです。

デザイン思考

この思考法をなかなか一言で表現するのは難しいですが、本書ではその特徴を下記の3つに集約して説明しています。

  1. 手を動かして考える
  2. 五感を活用して考える
  3. 生活者の課題をみんなで解決する

あえて一言で言えば、「計画を綿密に立てる前にまず手を動かして、それを言語化してみんなと共有しながら考えるやり方」

となるでしょうか。

手を動かして考える

「カイゼン思考」や「戦略思考」では、計画ありきで物事を考えていました。

でも、デザイン思考では、綿密に計画を建てる前にまず手を動かすのだそう。そうやって試作品(プロトタイプ)を作りながら新しいものを作り上げていくとのこと。

五感を活用して考える

また、ただ手を動かして直感的に作っているだけではダメで、それを「言語化」するのが大切だといいます。

言語化の際は、体で感じ、目で感じ、耳で感じたことに着目すると良いとのこと。

例えば、「もっと温かみを出せないかな(体感覚)」「話のポイントが見えてきました(視覚的)」みたいな感じだそうです。

とにかく、ぼんやり直感だけで考えるんでなくで、言語化もしましょうと。

生活者の課題をみんなで解決する

これは前の2つに関連しているんですが、プロトタイプがあって、またそれを言語化することで、「みんなで考える」ことが可能になるというのが大きな特徴のようです。

1人で、孤独な状態で完成形をひねり出すのではなく、試作品の段階から言語化すればみんなでイメージを共有できるので、ほかの人から違った角度の発想をもらえたりするわけです。

ビジョン思考の考え方

本書のテーマとなる、この思考法の他の3つとの大きな違いは「自分モード」で展開されることだということです。

他の思考法では、「他人の問題解決」を軸にして展開されるので、「自分らしさ、自分にとって大切なこと」が消えていくことになりがちです。

これが冒頭で述べた、

「仕事はうまくいっているけれど、なんかもやもやする」

「最近、『本当にやりたいこと』がわからなくなってきた」

という状態だと言えると思います。

ビジョン思考では、「自分」を軸として展開される考え方で、次のようなサイクルとなるようです。

  1. 妄想
  2. 知覚
  3. 組み替え
  4. 表現

妄想

ここでは自分の欲望、大好きなこと、ワクワクすることと向き合います。

自分自身の内面や潜在意識にじっくり向き合う段階ですね。

知覚

先程の「妄想」の解像度を高めるために、自分にピンとくるビジョンの設計図や世界観のコラージュを作っていく段階です。

ここでは視覚、聴覚、体感覚を刺激するようなモノを作ります。

組み替え

ここでは先程出来上がったアイデアをさらに突き詰めていきます。

これまでは完全に主観的なアウトプットでしたが、ここで少し他人の目線を入れてみて、自分らしい世界観に基づいた独自のコンセプトへ磨き上げていくのだそうです。

表現

ここまででアイデアとして組み替えた妄想を具体的に形にしてみる段階です。

他人からのフィードバックももらいつつ、モチベーションを高めたり、次の妄想の種をつくったりするようです。

これら4つのサイクルをまわし続けていると、時に大きく飛躍できたり、ビジネスに繋げられたりするとのことです。

まとめ

じゃあ実際に、具体的にビジョン思考をどのように進めていけばいいか、その方法論が本書のメインセクションです。

興味がある方は是非本書を手にとってみてください…!

というわけで今回は、書籍「直感と論理をつなぐ思考法」の概観をまとめてみました。

ではまた。

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